徳岡造船所　19トンまぐろはえ縄漁船

◆船体は徳島県の徳岡造船で平成5年に建造された個体です。船首はカツオ一本釣りもできるような形状になっていますが、現在は鮪はえ縄漁船専業の一般的な構成で操業されています。なお、船底は本キールの漁船です。

◆総トン数は19トンで船体の実長は約20ｍ、実幅は約4.3ｍです。（当方がメジャーで測定）

◆取材時の船齢約29年という船体ですので年相応の経年劣化は見受けられますが、船体外観的には航行や商売に支障があるような大きな損傷などは無いように見受けられました。

◆船体船首両舷と船尾に船名が書かれています。また両舷にも動力漁船登録番号が書かれていますが、個人情報保護の為、画像編集により消しています。

※本物件は基本的に現状でのお渡しです。船体につきましてもご見学時に必ず買主様が納得がいくまで点検、確認される事をお勧め致します。

◆ブリッジ内には左舷側のハッチから入る事ができます。ブリッジ内操船部には小型2種船として必要な航行機器類が備わっています。なお、ここが船頭室でもあり、ベッドは2つあります。

◆写真No.1に比較的近年に導入された航行漁労機器類の一覧を掲載していますのでご覧ください。なお、ほとんどの機器類は取り外さない予定ですが、もしかすると次の乗り換えた船に移設する機器類がある可能性も若干ありますので、詳しくはご見学の際に船主様とのご相談となります。

◆この船にはドコモワイドスター船舶衛星電話とインマルサット船舶衛星電話を装備しており、これらの装備は取り外さずにお譲りする予定です。しかしながらこれらの通信機器を引き続き使ったほうが良いのかどうなのかのご判断は各通信会社様との打ち合わせが必要となります。また、これらの通信設備は航行区域とも関りがございますので詳しくはご相談下さい。

◆右舷寄りにアッパー操船部があり、周囲を見渡しながらの操船が可能です。

◆ブリッジから機械場にも入る事ができます。

※本物件は基本的に現状でのお渡しとなります。取材時には全ての艤装品の動作確認はしておりません。ご見学時には必ず納得がいくまで買主様ご自身で動作確認される事を強くお勧め致します。

◆29歳という船齢ながらデッキは大きくブアついているような箇所はないように見受けられました。また、たちまちの漁労に影響があるような大きな損傷などは無いように見受けられました。

◆この船はブリッジ内の主操船室と右舷アッパー操船部、そして屋外ではこのフライブリッジ操船席（写真No.か21～24）での操船も可能です。

◆前出の通りブリッジには両舷のハッチからアクセスできます。また、左舷側通路に機械場への入り口やドラム室があります。

◆トモの右舷側にはトイレが備わっています。

◆トモからブリッジ向き（機械場後方）に厨房に入れるドアがあり、その階下にクルーのハウスがあります。なお、ハウス前方からも機械場に入れるようになっています。

※本物件は基本的に現状でのお渡しとなります。なお、全ての艤装品の動作確認はしておりませんので、ご見学時には必ず買主様が納得がいくまで動作確認をされる事をお強く勧めします。

◆機械場内も詳しくは動画にてご確認下さい。

◆機械場にはブリッジ内、ブリッジ後方左舷側、トモのハウスの3ヶ所から入れます。

◆機械場のレイアウトは機械場中央に主機があり、主機前に主機駆動の40kVAの発電機、主機の左側に補機と補機駆動の50kVA発電機、主機の右側に冷凍機（ブラインクーラー）主機の後方に造水機が備わっています。

◆主機はヤンマー製6AYP-WGT(連続最大出力829PS/1880rpm)を搭載しています。通常8ノット程度（約1100rpm）で巡航されているようです。なお、最高速は16ノット程度出るとの事でした。この主機は平成28年に新品換装された物です。

◆補機はヤンマー製の直列4気筒ディーゼルエンジンを1基搭載し、交流発電機に直結されています。発電機の出力は50kVAです。

◆この船には冷凍機が装備されていますので、氷間で魚を冷えた海水で保存できます。

※エンジンも基本的に現状でのお渡しとなります。取材時は主機、補機が始動する事は確認しましたが、全ての艤装品の動作確認はしておりません。ご見学の際に買主様ご自身での見立てが難しい場合には業者さんを帯同されてのご見学をお勧めしています。また、ご見学時はご納得がいくまでしっかり各部の動作確認をされる事をお勧めしています。

◆この船は漁船登録をされています。この船の正確な情報をお伝えする為に動力漁船登録票及び日本小型船舶検査機構（JCI）の船舶検査証書と検査手帳を個人情報を伏せた状態で掲載しています。造船場やエンジンの型式、定員、用途、登録上の船体寸法、航行区域、航行上の条件、進水年月日、検査の状況などをご確認下さい。

◆この船は平成5年3月に進水されたようです。「日本小型船舶検査機構（ＪＣＩ）」の検査も受けており、用途は「漁船」で「小型第2種」です。なお、次回は中間検査で令和4年9月6日まで有効です。

◆航行区域は衛星電話などの通信機器を継続して搭載されるか否かなどで変わってきますのでご注意ください。なお、この船はNTTドコモワイドスターⅡ（衛星電話）や古野のインマルサットを搭載しておりますが、運用できるか否かは各通信会社さんに相談する必要がございます。

※船の所有権変更や航行区域、船籍港、船名などの変更に伴う費用は原則的に買主様のご負担となります。なお、当方では「臨時航行」に関する手続きなどのご相談も承っています。お気軽にお問い合わせ下さい。

◆この船は四国内の漁港に係留保管されています。現船は私、平田が2022年1月に現地で取材していますので、ご見学をご希望の方は、まずは疑問点などをピックアップしていただいてからお電話にて問い合わせいただければ、客観的見地からお答えさせていただきます。

◆この船は2022年5月中旬頃まで操業予定です。ご見学のお申し込みは、アップしておりますご見学お申込書をお読みいただきまして、同意いただけましたら、FAX、メール、ライン等で同意文とご希望ご見学日を送って下さい。お送りいただいた方からご案内させていただきます。

◆上記のような状況から船のお引き渡しは2022年5月中旬以降になると思われます。※状況によりお引き渡しタイミングが変更になる場合もございます。

◆本物件は基本的に「現状」で「現地お引き渡し」です。ご購入の際は回航費用、回航前整備費用、臨時航行区域検査や臨時航行検査などの費用やそれに必要な法定備品等の費用も併せてご検討下さいませ。

◆「とりあえず見たいので船はどこにあるのかだけ教えて」、「ちょっと軽い気持ちで見てみたい」というお問い合わせも時々いただくのですが、ご見学となりますとオーナー様に時間を取っていただいたり、事前準備なども必要な事がありますので、事前にこの広告で船の内容をよく見て吟味いただいた上で、購入意志の強い方のみご案内させていただいております。また保管場所は「ご見学お申込書」にご記入いただける方にのみ口頭でお伝えさせていただいております。何とぞご了承下さい。

◆回航につきましては業者さんのご紹介も可能ですので、必要でございましたらお申し付け下さい。事前お見積りも可能です。

◆晴れてご成約となりましたら、売買契約書は当方で作製させていただきまして、売主様、買主様ともにご署名とご捺印をお願いしています。また、回航、所有権変更等にかかる手間や費用等は原則、買主様のご負担となります。

では、お問い合わせを心よりお待ちしています！

船ネットモール 中四国エリア担当：平田　

TEL：090-9772-3000

Email：hirata@funenet.com