ヤンマー　FX26Z

1996年2月に進水されていますので23年がたちますが、ずっとマリーナに陸上保管されていますので、船底塗装の経験もなく、海上係留艇に比べるとはるかに状態はいい方だと思います。

ここ２年ほど乗る機会がありませんので、取材時は船体に枯葉や苔のような汚れや水垢等が目立っていましたが、洗えばきれいになります。

ＦＲＰの表面も悪くありませんので、塗装をしなおす必要はありません。磨けば艶は甦ると思います。

ハンドレールの電蝕も少なくグラつきはありません。

オーニングは釣りの邪魔にならない程度の広さです。しっかりと取り付けられています。

バウスプリットは一体成型ですので頑丈です。

バウの当て傷もひどいものはありません。

ハルに一か所補修されているところがありますが、その他は大きなキズなどはありません。

このドライブ（ヤンマーＳＺ２００－２）は陸上保管されていますので、係留艇に比べて電蝕が少なく、状態ははるかにいい方だと思います。

これから係留されるとしても、ハイチルトタイプですから水面よりペラが上がります。

最近は乗っていませんので、乗り出し前のはギヤオイルなど消耗品の交換をおすすめいたします。

デッキの上も結構汚れていました。

しかしながら、良くありがちな鉛やアンカーなどがコツコツあたってできるような傷はありませんでした。

デッキのブアツキもありません。洗えば見違えると思います。

バウレールはグラつくこともなく頑丈です。

バッテリーが上がっていましたのでウィンチの作動確認はできていません。

サイドデッキは高めで広めですので、前後デッキへのアクセスは容易です。

ここも苔などで汚れていますが、高圧洗浄機できれいになると思います。

いけすはほとんど使用されていないようです。

トランサムステップにはラダーが付いています。

信頼性の高いヤンマーエンジン４LH－HTZ（最大馬力１４０馬力）が搭載されています。

取材時の使用時間は2494時間とまだまだこれからのエンジンです。

エンジンルームはオイル漏れやベルトのゴム粉や埃などもあり、ずいぶん汚れています。

エンジン本体も同じように汚れやサビ等があります。

乗っていないのでプーリーの錆もあります。

きれいにするには根気がいる汚れです。

しかしながらエンジンハッチが広く開放できるので、掃除やメンテナンスがしやすいのが救いです。

バッテリーは29年10月に新品に替えられたようですが、取材時は上がっていました。

これまで使用されている時のメンテナンスは、シーズン前にはマリーナさんに消耗品の交換などは定期的にお願いされてたようですが、ここ２年は乗っていないようです。

ですから乗り出し前にはリセットする意味で消耗品は交換される方が安心だと思います。

メンテナンスは、ご希望でしたらマリーナさんに依頼できます。

リアドア付きのキャビンですから、雨風がしのげて汚れも少なく、カギもかかるのでセキュリティーも万全です。

嬉しい装備が２ステーションです。

カバーを掛けて保管されていましたのできれいです。

スカイライトハッチは少し開けると風がスーッと入り込んで、気持ちいいです。

ここからの雨漏りもなさそうです。

天井も床もきれいです。

フロント窓の視界もいいです。

両サイドのスライドドアもスムーズに開閉が出来ました。

キャプテンシートは使用感はありますが、クッションの状態はいいので磨けばきれいになります。

メーター類や計器類は、バッテリー上がりの為動作確認できていませんので、取材時にはご確認ください。

参考　ホームページKODEN CVG-80

取材時のアワーメーターは2494時間を指していました。

大人２人が横になれるスペースは十分に有ります。

天井はきれいです。

両サイドのアクリルの採光窓は経年劣化で透明感が無くなりつつあります。

この窓がある為、室内に明るさを感じます。

両サイドポケットには長尺モノが収納出来ます。

トイレはありません。

フェンダーはこの内4個だけお付けされます。

取材時はエンジン始動確認及び試乗を行いましたが、沖乗りでの状態や細かい所までは解りかねますので、実際にご見学ご試乗いただき、装備品や計器類の細かい動作など全てをご確認くださり、納得の上でご購入を下さいますようお願い致します。

ご見学を希望の方は「ご見学お申込書」にご署名の上でお申込みください。「ご見学お申込書」は担当者までお申しつけください。

ご試乗の際はマリーナの上下架代金が必要です。

また、天候及び海上の状況によっては、試乗できない場合もありますのでご了承ください。