ヤンマー　EF23Z-IS

◆船体は船齢相応の経年劣化はありますが、ハルはバフをかければきれいになると思われます。

◆純正のバウレールに沿うように艇のミッドシップまでレールが取り付けられています。これらはグラつきも無く、しっかりしています。

◆バウ先端（写真No,11～12)は当て傷があります。またトランサム左舷（写真No,23）にも当て傷とトランサムステップ・レールに曲がりがあります。いずれも航行に支障は無いと思われます。

◆船底は上架して船底塗料をヘラで削り落とした後に高圧洗浄機で洗った状態です。みたところ大きな当て傷などは無いようです。艇はこのまま上架してありますので、見学に来ていただければしっかりご覧いただける状態です。

◆トランサムステップも良好です。また、スターン・ドライブをチルトアップして係留する際にドライブを保護するガード（写真No,24)が付いていますが、こちらもしっかりしています。

◆コクピットのメーター類、リモコンレバー、油圧操舵、航海灯なども特に大きな問題は無いと思われます。なお、この艇はマルチドライブ仕様ですが、オーナー様は微速機能は使われていませんのでレバーは付いていません。

◆キャプテンシートを取り外すと燃料タンクキャップとストレージが現れます。（写真No,11～12)燃料タンクはこのキャップの直下にあります。また、雨天時にも濡れずに給油ができます。

◆キャビンスペースは大人が二人横になれるほどのスペースがあります。キャビンスペースには手動のトイレも付いていますが、ポンプ部の部品が破損（写真No,21)しているようですので、少なくともこの部分の交換が必要だと思われます。

◆デッキも船齢相応の経年劣化によるくすみや汚れはあるものの、ブアつきやノンスリップの異常摩耗したような個所は見受けれませんでした。全体的には硬く良好です。

◆バウにアンカーウィンチを取り付けられていた痕跡（写真No,5)が残っています。

◆バウには自作のベンチレーターが付いています。（写真No,12～14）なお、動作確認はしておりません。

◆バウの純正レールに沿うように艇のミッドシップ（中央）までレールが取り付けられています。こちらもしっかりしています。

◆アフトデッキの中心部にはイケスがあり、両脇にストレージがあります。サブタ類も特に問題無いと思われます。

◆エンジンルーム内は綺麗です。

◆エンジンはヤンマーのインタークーラーターボ付き4気筒ディーゼルエンジン、4JH3-HTZY1を搭載しています。公称連続最大出力は82PS/3700rpmです。（マルチドライブ付き）取材時のエンジンアワーは約742時間でした。なお、エンジンアワーは試運転程度しか増える事は無いと思われます。

◆このエンジンは売却にあたって、業者さんの手によって以下のメンテナンスを施してあります。

①エンジンオイル交換

②オイルエレメント交換

③燃料フィルター交換

④Vベルト交換

⑤冷却水インペラ交換

⑥クラッチオイル交換

◆冷却水も油の浮きなども無く問題無いように見受けられました。

◆エンジンはドライブを載せ替える際に一度艇から降ろして洗浄後、各部の点検も施されています。なお、動画も掲載しておりますので是非ご覧下さい。

◆マルチドライブ仕様ですので、微速機能が使えますが、現オーナーさんは微速を使っていなかったとの事で、レバーは付いていません。レバーとワイヤーを装着すれば微速機能が使えます。

◆油圧操舵シリンダーからのオイル漏れなども無く問題無いように見受けられました。

◆スターンドライブはもともとヤンマーSZ131でしたが、電蝕で痛んでいましたので修理はせず、この機会にオーバーホールを施した中古のSZ110-1に換装してあります。（換装作業後は陸上保管です。）

◆オーバーホールの内容は以下です。

①ギアオイル交換

②ベローズ（ラバープロテクション）交換

③プロペラ軸オイルシール交換

④油面計交換

⑤アノード交換

⑥チルトブラケットブッシュ交換

⑦リモコンワイヤー交換

⑧ラバークッション交換

⑨アッパーギアケースベアリング交換

⑩ロアギアケースベアリング交換

⑪チルトブラケット交換

※マルチドライブ仕様にする為にギアを組み替えてバックラッシュ調整もしています。

◆なお、メンテナンス後、チルト動作確認と航行時の動画も掲載していますので是非ご覧下さい。

◆この艇は「日本小型船舶検査機構（ＪＣＩ）」の登録船です。なお、2018年5月30日現在検査切れの状態ですが、6月にはオーナー様の費用負担にて中間検査を受検されます。

◆この艇の正確な情報をお伝えする為に通知書を個人情報を伏せた状態で掲載しています。進水年月日、登録寸法などをご確認下さい。

◆船体銘板も掲載していますので、モデル名などもご確認下さい。

※艇の所有権変更や航行区域、船籍港、船名などの変更に伴う費用は原則的に買主様のご負担となります。なお、当方ではご希望の都道府県市町村を母港にされた場合に選択可能な航行区域や「臨時航行」に関する手続きなどのご相談も承っています。お気軽にお問い合わせ下さい。

◆この艇は高知県内に陸上保管されています。艇は私、平田が2018年5月上旬に現地で取材していますので、ご見学をご希望の方は、まずは一度お電話で艇の詳細をお問い合わせいただいてからご見学の日程をご検討いただければ幸いです。

◆ご見学は調整が必要ですが随時可能です。なお、陸上保管の為、試乗は上下架費用が必要となります。費用につきましてはお問い合わせ下さい。

◆是非一度よく現船をご覧になられて、外観的に気に入られてご納得されましたら各部の動作確認をしていただき、必要でございましたら、ご試乗をされる事をお勧め致します。

◆所有権変更や検査受検申請・立ち合い代行及び陸送につきましてもお見積もり可能ですので、必要でございましたらお申し付け下さい。

◆晴れてご成約となりましたら、売買契約書は当方で作製させていただきまして、売主様、買主様ともにご署名とご捺印をお願いしています。

◆「とりあえず船はどこにあるのかだけ教えて」というお問い合わせをよくいただくのですが、船の保管場所は購入意志の強い方で、現地に見学に来ていただける方にのみお伝えしています。なにとぞご了承下さいませ。

では、皆様からのお問い合わせをお待ちしています！

四国地域担当：平田

TEL：090-9772-3000

Email：hirata@funenet.com

☆日曜、祝祭日も遠慮なくお問い合わせ下さいませ。