小岩造船所　和船37フィート

小岩造船所で造られた船体は、実長で１１．３ｍありましたので３７フィートで登録いたしました。

横幅は２．８２ｍありました。

船体は頑丈な造りをしています。

長年活躍しているため、ＦＲＰのキズや欠け等もありますが、大きなダメージはなく、現在も活躍中の船です。

ハルには通常使用時にできたスレやキズ、水垢、汚れ等がありますが、年式の割にはダメージは少なく思います。

船底は汚れつつあります。

通常使用時に付いたキズやスレはありますが、割れや事故による補修跡はないとの事です。

フラットなデッキですので、思いっきり竿が振れますし、網などがひかかりにくく作業がしやすいのがいいです。

木製のアンカー台はしっかりしています。

ウィンチは作動します。

電動リールの電源がフロントデッキに４か所、アフトデッキには２箇所あります。

ハッチの上も頑丈でしっかりしています。

フラットタイプで頑丈なハッチですのでコツを掴まないと開けづらいように思いました。

生け簀は１室あります。その隣は氷間です。

その他は間口の広い大きな物入れです。

ブリッジ周りも頑丈です。

大きなダメージはありません。

デッキライト、航海灯類も点灯いたします。

ブリッジ前のリモコンも新設されていますので綺麗です。

右舷のサイドデッキの幅は５５ｃｍと広めです。

高さは５５ｃｍ位ありました。

キャビンドアの開閉はスムーズです。

左舷側に個室トイレを増設されたそうです。

便座にはまだビニルがかかっていました。

トイレを増設されたのと、左舷の生け簀に水が溜まっていたので、船が左側への傾きがあります。

一度水を抜いても気になるようでしたら、右舷側にウェイトを置くなりして、バランスをとる工夫が必要との事です。

アフトデッキもフロントデッキと同様に、ここも作業がしやすいフラットなデッキです。

表面がブアブアしたところもなく、ハッチの上も頑丈でしっかりしています。

後ろデッキには電動リールの電源が２個付いています。

舵シリンダーには年式相応に錆もありますが、普通に使用できます。

大した量ではありませんが、どこからかの水が溜まっていました。

点検口があります。

後ろデッキにも氷間が２室と物入れが１室あります。

オーニングとスパンカーは一体式になっています。

ここも年式相応ですが、綺麗に使用されています。

ここで操船するにあたっての特別な不具合はありません。

床下収納はバッテリー室です。

回転窓が付いていますので視界は良好です。

計器類はＦＵＲＵＮＯのレーダーと、ＨＯＮＤＥＸのＧＰＳ魚探は、最近の物が取り付けられています。

ステアリング、前進後進のエンジンリモコンとトローリングも使用可能です。

ハンドル下は結構広めのキャビンです。

４人は楽に座れます。

窓の開閉もスムーズです。

ここにはＤＣコンバーター、マロールの舵リモコンがセットされています。

アワーメーターは１６６７時間を指していました。

年式からして1回転しているものと思われます。

配線もやりかえられて、分電盤もきれいにまとまっています。

作業がしやすいエンジンルームです。

エンジンはイスズＵＭ６ＢＧ１ＴＣ２検査手帳２３０馬力（最大２８５馬力）が搭載されています。

外観には錆やオイル汚れもありますが、年式の割には綺麗にされています。

最近のメンテナンスはエンジンオイルとオイルフィルタの交換、燃料フィルターとインペラを交換されたそうです。

大がかりなオーバーホールなどのメンテナンスはありません。

取材時の使用時間は１回転して１６６７時間ですが、オイルの喰いもなくエンジン好調とのことです。

スピードは、最高は約２３ノット位は出るそうです。

巡航は３０００回転で２０ノット位で走るそうです。

燃料タンクには約６００Ｌ位が入ります。

軽油を使用されています。

取材時はエンジン始動確認及び試乗を行いましたが、沖乗りでの状態や細かい所までは解りかねますので、ご見学の際にはご試乗頂き、ご納得の上でご購入をお決め頂きますようお願い致します。

また、装備や計器類の細かい動作確認も実際にご見学者様にて全てをご確認ください。

準備の都合上、前もってお知らせください。天候及び海上の状況によっては、試乗できない場合もありますのでご了承ください。