ヤマハ　DY28C

昭和５８年に進水されて以来、係留保管されていますが、ヤマハメーカー船だけに何年たっても頑丈な船体をしています。

全体的に汚れやほこりがありましたが、洗えばきれいになる程度の汚れです。

ハルには細かい当てキズやスレも発生していますが、酷く目立つものはありません。

ガンネルはしっかりしています。スレや傷はあるものの、剥がれや割れなどはありません。

以前、瀬渡し船をされていた経験があるので、前からの乗り降りがしやすくしています。

船底は通常使用時に付いたスレやキズはありますが、ひどいキズや割れ等はないとのことです。

舵、ペラも問題点はないとのことです。

ブリッジ周りも頑丈な造りです。

航海灯類は問題なく点灯しました。

ハンドレールのグラつきはありません。

正面や両サイドのアクリルの窓は経年劣化で透明感がなくなってます。

回転窓は作動します。

ブリッジの前にハッチがありますので、ここから小物の出し入れができます。

サイドデッキの幅は２８㎝、高さは浅めで３０～高いところで３８㎝位です。

アンカーウィンチも作動します。

コックピットは全体的に年式相応に使用感がありますが、大きなダメージはありません。

色褪せや変色、塗装が剥がれたところやスレ、ビス穴の痕もあります。

ハンドル、前進後進リモコン、微速も使用可能です。

ここで操船するにあたっての不具合ありません。

備え付きのFURUNOの魚探はモニターが見えづらいので、つまみが取れていますが、FURUNO探検丸と、HONDEXのGPSもお付けします。

取付はご自身でされてください。

ここは大人が２人が横になれる広さです。

取材時はアワーメーターは取材時3109時間を指していましたが、使用状況からして１回転しているのではないかと考えます。

舵リモコンが付いていますが作動しませんでした。

ここ数年使用したことがないそうです。

タコメーターはアイドリングの時は動かなかったのですが、走り出したら動きました。

どこかの不具合があるようです。

フロントデッキはゆっくり竿を出せるスペースです。

デッキ表面は使用感がありますが、がっちりしています。

バウには前からの出入りがしやすいように、スプリットが付いています。

かんざしのグラつきもありません。

イケスも問題なく使用できます。

ハッチ表面の反も無くがっちりしています。 

ワイドなオーニングがフロントデッキにも付いています。

アフトデッキは２人位なら竿を出せるスペースです。

デッキ表面は汚れもありますが、磨けばきれいになると思います。

表面がブアブアしているところはありません。

オーニングは頑丈です。

後ろは物入れが４室あります。

点検口もあります。

各ハッチ表面の反も無くがっちりしています。

舵シリンダーには錆が結構ありますが、今のところは普通に使用可能です。

エンジンはコマツＥＭ６３６定格１５５馬力が搭載されています。

いつかはわかりませんが、このエンジンに乗せ換えられたそうです。

年式相応に錆やオイル汚れもありますが、バリバリ調子は良いとのことです。

今までのメンテナンスは、年に３回オイル交換をされているとのことです。

平成２９年８月にオイル、インペラ、フィルター類、バッテリーを交換されたそうです。

オイル交換はもう交換時期とのことです。

スピードは、最高は約１９－２０ノット、巡航速度で１５ノット位だそうです。

現在もたまに、近場に釣りに出かけられています。

燃料タンクは２００Ｌ位だそうです。

燃費はきっちり計ったことがないので良くわからないようですが、全然気にする事はいらない程、すごくいいそうです。

取材時はエンジン始動確認及び試乗を行いましたが、沖乗りでの状態や細かい所までは解りかねますので、ご見学の際にはご試乗頂き、ご納得の上でご購入をお決め頂きますようお願い致します。

また、装備や計器類の細かい動作確認も実際にご見学者様にて全てをご確認ください。ご試乗の場合は準備の都合上、前もってお知らせください。

天候及び海上の状況によっては、試乗できない場合もありますのでご了承ください。