ヤマハ　DY-53B-OA

メーカー船ですのでしっかりとした造作がされており、船体状態は28年経過の現役遊漁船でそれなりの使用感があります

ＦＲＰ状態は艶落ち、色あせなどはありますが、デッキなどのふわつきやヘヤークラックなどの劣化はありません。

ガンネルや、ハルに係留に伴う擦り傷子傷等がありありますが、使用には問題ないです。

又、ブルワーク上面は過去に漁労使用していたため小傷等があり、こちらも使用に問題はありません。

船底両サイドにローリング防止のためスタビライザーが設置しており、安定性を高めております。

船底は確認できませんでしたが、大きな損傷や補修は無いとのことです。

船底塗装は年１回上架し、清掃、塗装を施しております。

最近では昨年6月にし、清掃、塗装の他にアノードも交換しておりますが、現状では藻や貝の付着が見受けられます。

バウデッキは長く幅広なデッキで多人数が竿出ししても十分なスペースがあります。

バウステップは広くフラットでレール付きですので、安心してジギングなどが楽しめます。

デッキ中央床面には保冷庫3個とイケス4槽とストレージ2個を装備しております。

ウォークアラウンドは幅が広く前後の往来がし易く、安心して釣りもできます。

ブルワークは若干低めですが、幅広で各種の艤装ができる使い勝手が良いです。

左舷キャビン前方に油圧サイドウインチがあり、又、デレキも装備しておりますので、マグロ釣りが楽しめます。

キャビン後部に個室トイレを備えており、アフトデッキから直接出入り出来ます。

アフトデッキも広く、それぞれ大人４人が充分に釣りを楽しむとこの出来るスペースがあります。

オーニングテント（ソーラーパネル付き）はFRP製の特注品で積雪時にも破損の心配は無く安心です。

又、3連リモコンを装備しておりデッキからの操船ができますので、フィッシング時や離接岸時には有難いアイテム付きです。

小ぶりなキャビンはグラスエリアが大きいので解放感があり旋回窓が装備されておりますので、荒天時にも視界良好な航行が出来ます。

ヒーター付きで冬場の釣行も快適です。

又、ルーフハッチ(スライド式)も装備しており、ベンチレーションも良好です。

オーナー様自作のダッシュボードはレーダー、ソナー、GPS、魚探は視認性が良いもので、ダッシュ上部には小物用のロッカーもあり使い勝手が良いです。

搭載されている漁労、航海機器は、魚探がFURUNO　FCV-1150で振動子を2個（3kw 88kHz、1kw 50/200kHz）装備しており、探検丸が使用できます。

ソナーはFURUNO　CH-250でコントローラがモニターから外されて操縦席手元にあり非常に使い易くなっております。

レーダーがFURUNO　1945で、GPSはHONDEX　HE-7311とYAMAHA　YF-70NFの2台使いです。

オートパイロット（MAROL　AP-Z2000）、3連リモコン（MAROL）、無線機（FURUNO　DR100）も搭載されており、漁労、航海機器共に使用には問題ありません。

メーター及び操作系類は全て完動です。

キャプテンシートは自動車用のリクライニングできるバケットタイプのシート（ひじ掛け付）で使い易いです。

左舷壁面に折りたたみ収納できるベンチシートが備え付けてあります。

左舷前方はバウバースで、数名が座って寛げる広さがあり、床には防音材が敷き詰められており比較的静かな部屋になっております。

バウバースは収納庫として使用しており床下はメインエンジンルームです。

キャビン床下にメインエンジンルーム、補機発電機用サブエンジンルームの出入口があります。

補機発電機用サブエンジンルームは、補機発電機は無く床面全体にクッション材とカーペットが敷き詰められており、休憩室及び収納庫として利用しております。

エンジンはバウバースの床に配置され整備がし易いエンジンルームです。

又、エンジンルーム内に監視カメラが2個設置してあり、コックピットのモニターで常時監視できます。

ヤマハ製　ディーゼルターボ　MD1250KUH　600馬力(船検手帳記載：495馬力)の高出力なユニットを搭載しており、経済的にも優れております。

アワーメーターは4534.3時間表示ですが、2013年12月（9900時間時）にアワーメーター故障により交換しており、実働14434.3時間です。

2019年2月(12800時間時)にヘッドのみO/Hをしており、14000時間経過しておりますが大きなトラブルもなく機関調子は好調で、軽快な航行が出来ます。

試乗しましたら船底、プロペラの貝付着のある状態で、巡航17ノット（1600rpm）、MAX22ノット(1900rpm)の航行が確認できました(動画参照)。

オーナー様によると船底、プロペラが綺麗な状態では、巡航19ノット(1600rpm)、MAX27ノット(2100rpm)の船速が出るとのことです。

メンテナンスは300時間毎にエンジンオイル、エレメント交換しており、最近は昨年10月(14400時間時)に施しております。

インペラとクラッチダンパーは2021年6月（13900時間時）に、ギヤオイル、エレメント、オイルクーラーは2021年3月（13200時間時）に交換しております。

又、オルタネーターとスターターを2023年5月(14200時間時)に新調しております。

その他の整備としてはシャフトのコックボードとスタンチューブのグランドパッキンを2020年8月(13700時間時)に交換し整備しております。

バッテリーはツインシステムで、AC Delco795を4個搭載しており、2019年2月に2個、2023年12月に2個交換しており十分な充電状況です。
発電機は3kwを搭載しており、AC-DC-インバーター(2kw、1.1kw)、DC-DCコンバーター(12A)も装備しておりますので、100V、24V、12V電源が利用できます。

バッテリーは発電機とソーラーパネルによるバッテリーチャージャーにより常時充電しております。

灯火類、その他の電装関係にも不具合はありません。

機関・電装機器類は、見学・試乗時に機器調子、動作確認のほか整備状況も含めご自身でご確認、ご判断ください。

ヤマハ　DY-53B-OA

E/G　MD1250KUH　（N28）

　　495馬力2100rpm(船検記載)

　　最大出力：600馬力

写真に写っている釣り竿やタックルなどの小物類は属しませんので、予めご了承下さい。

見学・試乗をご希望の方は、オーナー様の都合の確認が必要となりますので、事前にお問い合わせ下さい。

試乗の場合は、燃料代実費のご負担をお願いします。

また、季節的な天候及び海上の状況等により、試乗出来ない場合もございますので、予めご了承下さい。

取材条件

取材時にエンジン等機関関係・電装品等のすべての動作確認をしておりません。

記載内容につきましては、オーナー様に伺ったコメントを基に記載しており、取材時に試乗確認をしておりません。

必ず見学・試乗をしていただき、機関・電装機器類の機器調子、動作確認のほか整備状況も含めご自身でご確認、ご判断ください。

又、付属品につきましても見学・試乗時に必ずご確認ください。

なお、紹介物件によっては、見学や商談のお申し込みが集中する場合も御座います。
その場合、紹介物件の購入を即決頂いた場合や、手付金等のお支払いのお申し出の有る方と優先的に、ご商談を進める場合も御座いますので、ご了承下さい。