田島造船所　12トン かつお、まぐろ漁船

船体は進水されてからかなり年月が経過した船ですが、よく手入れされていており、赤錆なども少なく、綺麗な印象です。

取材日当日は船底の確認はできていませんが、乗り上げ等は無いそうです。

平成25年にドッグして以来、船底の掃除はされていないので、速力などを確認されたい場合は船底の掃除が必要です。

係留場所近くにドッグ場がありますので手配は可能です。

デッキ廻りも綺麗にされています。

イケス、氷間まわりや蓋もしっかりしています。

デッキを歩いてみても特にブアブアした所もないようでした。

メインコクピットからフライブリッジへは直接上がる事ができます。

またこのコクピットに船頭さん用のベッドもあります。（1名就寝可能）

機器類は冒頭でお伝えしたように大半を新品に入れ替えられています。詳しくは写真でご確認下さい。

なお、ドコモワイドスター衛星船舶電話も現在装備されていますが、これはリース品ですので取り外されます。

エンジンは主機、補機共にヤンマー製です。

主機は6KH-STで、補機は4JHL-Nです。

主機は1度換装されて、2006年頃にオーバーホールされているようです。

実際に航行して確認はしていませんが、主機、補機共に始動も一発で、暖気運転後、少し回転をあげてみましたが、排気も綺麗で調子は良さそうでした。

この船は主に港から20マイル程度の漁場で商売をされていたとの事で、正確なアワーは不明ですが、年式の割に稼動時間は少ないと思われます。

また、漁場と市場への往復もエンジンをいたわる為にあまり回さずに航行されていたとの事です。

この船の最高速度は10ノットと表記していますが、実際はもう少し出る可能性はありますが、詳しくは船底の掃除をして、燃料や氷を仕込んだ状態にして測定しないと正確な事は言えない状況です。

エンジンを換装された業者さんは現存しませんが、オーバーホールをされた業者さんにはお話しが聞けると思いますので、必要とあらばもう少し履歴を調べる事も可能です。

厨房は船のとも側から入るようになっていて、厨房の前（オモテ側）にベッドルームがあります。

昨年まで商売をされていましたので、特に問題はなく、そのままご利用可能だと思われます。

この船は高知県に係留されています。

私平田が実際に取材をしていますので、分かる事はなんでもお答え致しますので、ご不明点はお気軽にお問い合わせ下さい。

船の性質上、まずは見て乗っていただくのが一番だと思います。

船主様は船のお近くにお住いですので、見学、試乗においでて頂く際の日程調整は比較的容易だと思います。

ぜひ宜しくお願い致します。